生物学研究者の言いたい放題ブログ

とある大学の生物学研究者が書きたいことをひたすら書くブログ

実験中に他ごとを考えるべからず

このタイトルにあることをよく学生に言い聞かせている。実験のデザインや手順はすべて実験前に設定して紙なりノートなりに書き出して、実験中は実験操作のみに集中すべきである、と。なぜなら実験中に少しでも他ごとを考えるとミスをする確率が飛躍的に高まるからだ。実際は全く他ごとを考えないというのは難しいのだが、その気持ちがあるとないとでは大違いだ。実験ミスは時間、お金ととにかく無駄が多いので極力ミスが起こらないように細心の注意を払わなければならない。

が、しかし、偉そうなことを書いておきながら本日の実験をミスした。しかも他ごとを考えながら実験をしていたからだ。幸い、お金はほとんどかからない実験だったからよかったものの、家族を家に残しラボへ行き、挙げ句の果てに他ごとを考えながら実験ミスをするとは最悪である。唯一の救いはミスに気がつきシャウトしたことを誰にも見られなかった(聞かれたかもしれない)ことだろうか。

実験はあまりにも慣れた手順であったため、もはや何も考えずに体が動くままに行っていた。そのため、頭は全く違うことを考えていたのだ。しかも考えていたことがブログの内容というしょうもないことである。どうも先週半ばから調子が出ないのだが、いったいどうしたのだろうか。いや、論文書きの方は好調で2本投稿できそうなんだけどね。よくわからない状態である。