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生物学研究者の言いたい放題ブログ

とある大学の生物学研究者が書きたいことをひたすら書くブログ

ライフイベントとかライフワークバランスとかその1

賛否両論あるとは思うが、自分の視点から書く。

最初から言っておくと特にオチは無い。公開が遅れたのは、長文を2分割していたことと、色々偏った思想の人なんじゃないかと思われかねない文章が所々あったので修正していたことによる。直接話せば誤解も簡単に解けるだろうが、文章というものは残酷である。このブログを読んでいる方々にも私の意図しない受け取られ方をされるかもしれないのだ。ということで何かあったらコメントにでも書いていただきたい。随時訂正する。

少し(?)前から、色々なところで女性教員限定の公募を見る。以前Twitterにも書いたが、公募は業績、コネ、タイミングが大きな割合を占めている。そんな中、自分にぴったりの公募の知らせがJREC-INから届き「よっしゃー、もらったぜー、うひょー」と思い、募集要項をしっかり見たときの「女性限定」の文字。あのときのがっかり感はもはやブログでは伝えられないレベルである。以前からも「同じ評価の場合は女性を...」という記述を見る度に複雑な思いであったが、とうとうここまできたかという感がある。とはいっても女性教員の比率目標30%(だっけ?)を目指すという政策なのである程度諦めてしまっている。後進のためにももっと積極的に文句を言った方がよいのだろうか?

話は少しそれるが、実はこの政策で一番割を食っているのが自分を含む若手~中堅の男性研究者である。既にパーマネントの職を得ている男どもは対象とならないので、必然的に新規公募での女性採択率が高くなる(=上記のような女性教員公募となる)。そのためステップアップや異動を考えている若手、中堅男性研究者にはやや不利な状況になり、ベテラン男性研究者は安泰なままである。これはおかしい。結果としてのパーセンテージにこだわるのであれば、せめて年齢層ごとに区切ってくれないだろうか?少なくとも自分の分野の+-5歳の年齢層では女性教員は30%を超えている気がするのだが...何か公的な情報求む。

さて話を戻すと、上記のような公募が行われている。自分も妻子持ちなので妊娠、出産、子育てがいかに大変かはわかるつもりだ。そしてそれらのライフイベントは男性よりも女性に大きくのしかかるのは間違いない。そしてその大変さに加えてやはりある程度の年齢(=現状ではストレートで行くと一番研究が面白く成長できる頃)という制約があるので、ライフイベントのある、あるいは将来的にあるであろう女性研究者を支援するのは当然だと思っている。

しかし周りを見てみるとどうだろうか。例えば私の職場・分野で女性教員が増えたのは確かだが、この政策が意図するような教員が増えたかと言えば全くそうではない。
(諸事情により「経験できなかった方」への配慮に欠けるかもしれないが、そういう意味は含まない。文字だけで伝えるのは大変だ)

これ以上は書かないが、このような状況でも大学は女性教員の割合を増やした、男女共同何とか達成...みたいになるのだろう。だが、それは違うんじゃないかと。

全く落としどころも無く、具体的な代替案があるわけでもないのに偉そうだが、こう考えていると結局今のままではダメだという結論に達する。比率目標が変えられないのであればせめて「現場」でもう少し政策の本来の意図に沿った採用はできないのだろうか?

以上。そのうち2(野郎研究者のライフイベントについて)も書く。