生物学研究者の言いたい放題ブログ

とある大学の生物学研究者が書きたいことをひたすら書くブログ

スマホは研究革命ツール

スマホは研究、特に生物学実験において革命的なツールである。今の自分の実験などはスマホなしではありえないと言っても過言ではない。

良質な写真や動画が簡単に撮れる。

ほぼこれに尽きる。写真や動画が簡単に撮れるので、ちょっとしたメモ代わりや簡易的なゲル撮影も可能。人に言葉ではうまく表すことのできないトラブルを伝えるときも、写真を見せれば解決することも多々ある。人に実験を教えるときにも、百聞は一見にしかず的実験方法を伝えやすい。あと少し頑張ると通常の顕微鏡の写真も撮れる。ちょっとしたディスカッションなどには十分なレベル。

タイマーが使える。

タイマーがないときでも、例えばiPhoneならSiriにタイマーxx秒といえば勝手にカウントダウンを始めてくれる。45秒の大腸菌のトランスフォーメーションのときにタイマーがなくても、iPhoneならSiriに頼めば一発である。

声も簡単に録画できる。

ちょっとしたメモを音声で簡単に残しておける。筆記できないときでもメモを残せる。いちいち書かなくて良いので楽。後で自分の声を聞いたときの違和感は半端ではないが。

ちょっとした待ち時間でのネット接続。

例えば2分の待ち時間、自分のデスクに戻るのが面倒なときでも、iPhoneでメールチェックや情報収集できる。あるいは論文をPDFなどとして入れておき、ちょっと読むこともできる。

どこでもメールが可能。

スマホによって人が奴隷に、といったようなことを言う人もいるようだが、スピード勝負の研究にはいつでもメールができることは本当にありがたい。30秒の待ち時間ですらチェックできてしまう便利さ。

まとめ

あ、実験中に音楽が聴けるのも便利。そのうち、色々な実験機器もスマホと連動するようになるのだろうか。既に一部の顕微鏡なんかはiPadと連携して画像を色々できるらしいが。楽しみである。